皆さま、おはようございます。
かりおです。
昨夜は身体の記憶管理課について考えていた私。
そして今朝。
早朝から新幹線に乗っています。
高齢になった両親の様子を見に、
実家へ向かうところ。
お土産は庭で採れた柿とグアバ。
それにゴーヤの佃煮。
……渋い。
おしゃれな手土産とは少々方向性が違います。
しかも柿はまだ少し早い。
でもこの顔ぶれ、
実はなかなかの実力派なのです。
■ お土産は思い出の宅配便⁉
庭で果物や野菜を育て、
料理を楽しむ習慣は母譲り。
母は栄養士でした。
ところが今は味覚障害があり、
美味しさを感じられなくなって久しいのです。
それでも母の好きな柿。
お互い違う国に思い出があるグアバ。
今年実家では一本しか実らなかったゴーヤ。
持っていくのは食材だけではありません。
思い出まで詰め込んだ、産地直送の親孝行便!
もっとも、
送り主も受取人も身内ですけどね。
■ 香りのタイムマシンは無断発車!
街角で懐かしい料理の香りがすると、
突然昔の食卓が浮かぶことがあります。
旅先の景色まで鮮やかに。
……あら?
どうして今それを思い出すの?
何十年も忘れていたはずなのに。
ちょっと! 過去行きの切符なんて買っていませんけど⁉
しかも行き先も発車時刻も選べない。
予約不要。
キャンセル不可。
なんとも強引な旅行会社です。
■ 昔の自転車より昨日の鍵!
身体の記憶も不思議。
何年も乗っていない自転車でも、
案外すんなり乗れたりします。
ところが先日。
鍵が行方不明に!
一日中探しても見つからない。
翌日、
職場の先輩からの電話を見落としていたことに気づきました。
そして判明した衝撃の事実。
鍵は職場に置き忘れていたのです。
……ええっ⁉
何十年前の自転車は保存済みで、昨日の鍵はデータ消失⁉
しかも連絡まで見落とすとは。
記憶管理課の皆さん。
これは始末書案件ではありませんこと?
■ 脳と身体は共同経営⁉
香りや音楽。
そして自転車のような動作。
さまざまな経験が記憶と結びついています。
もちろん筋肉そのものが、
思い出を保管しているわけではありません。
感覚や動作を学習するのは脳。
身体は記憶を呼び起こす大切な相棒。
なるほど。
記憶管理課、脳と身体の共同経営だったのね!
それなら部署間の連携をお願いしたい。
特に鍵の保管係。
あなた、
いったいどちらの部署所属なの?
■ 思い出の引き出しは実家にある
実家の裏には、
最初に通った幼稚園と小学校があります。
小学3年生で転校したので、
そこでの思い出は多くありません。
それでも。
今はない小さな文房具店。
おばあさんの店長さん。
友人の家だった材木屋さん。
あの道を歩くだけで、
忘れていた景色がひょっこり顔を出します。
普段は引き出しの奥で眠っているのに。
母への柿やグアバも、
そんな記憶の扉を開けてくれるかもしれません。
味を楽しめなくても、
懐かしい時間を分け合えたら嬉しい。
あら。
私の身体、
案外ロマンチストなのね。
何十年も前の景色を大切にしまっていたなんて。
……ただし。
一つだけお願いがあります。
思い出は永久保存なのに、昨日の鍵は即日廃棄ですか⁉
長期保存は優秀。
日常業務は少々お粗末。
どうやら私の記憶管理課。
大規模な組織改革より先に、
鍵の定位置を決める必要がありそうです。
……結局、
管理不足は経営者の責任なのね。



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