第33話|「心地よい」は、身体のどこで感じるのだろう?

月明かりが差し込む夜のキッチン。温かな照明の下、鍋から湯気が立ち、色鮮やかな野菜が並ぶ。料理の香りや心地よさを感じる、健社ダンプロ第33話のアイキャッチ画像。 からだとこころの再生

皆さま、こんばんは。

かりおです。

今朝は私の身体が突然ストライキ。

ところがこの従業員、
ご機嫌がよければ実に素直。

秋の朝のそよ風。

温かいカフェオレ。

お気に入りの椅子。

ああ、
気持ちいい〜!

……ん?

今の判定、
誰が下したの?

頭?
心?
それとも身体?

昨日まで気にも留めなかったのに、
考え始めると止まりません。

どうやら今夜も、
身体の社内調査が必要なようです。

■ お風呂に潜む温泉評論家

我が家のお風呂は現在39℃。

夏は36℃。

真冬でも40℃。

少しぬるめかもしれませんが、
私にはこれが最高。

湯船に入った瞬間、
思わず声が漏れます。

ああ〜、
いいわねぇ。

……ちょっと待って。

誰が温度を審査しているの?

皮膚?
脳?

それとも身体の奥に、
秘密の温泉評論家でも?

しかもこの評論家、季節ごとに採点基準を変更!

なかなか手厳しいお方です。

■ 音楽にも勤務時間がある⁉

美しい音楽は心を豊かにする。

もちろん私もそう思います。

ただし、
職場では一日中音楽が流れています。

だから帰宅後は静けさがご褒美。

先日も夕食を作っていたら、
テレビのCMから職場で何度も聴いた曲が!

その瞬間。

頭が勝手に仕事モードへ。

ちょっと!

今は夕食の準備中よ!

音楽さん、無断で残業を命じないでくださる⁉

同じ曲なのに、
場所が変われば心地よさも変わる。

耳だけでは決められないようです。

■ 私の舌にはパスポート不要!

美味しいものは大好き。

でも普段は外食より自炊派。

好きな味は自分で作ればいい。

そんな私の昨夜の献立。

芋タコ南京。

アビチュラ。

春雨サンラータン。

……え?

和食?
イタリアン?
中華?

いったい何料理なの⁉

どうやら私の舌、入国審査を完全撤廃した模様!

そして今夜は。

茶碗蒸し。

豚肉と野菜の甘辛みそ炒め。

昨日の残りの芋タコ南京。

ちなみに甘辛みそ炒めは、
生協のお料理セットです。

……あら。

世界を股にかける私の舌。

調理担当には、しっかり時短を要求するらしい!

なかなか抜け目がありません。

■ 好きな人との会話は何科の担当?

お風呂は皮膚。

音楽は耳。

料理は舌。

では、
好きな人との楽しい会話は?

胸?
お腹?
それとも全身?

気づけば笑顔になり、
肩の力もふっと抜ける。

時間まで忘れてしまう。

どうやら心地よさには、
感覚だけでなく記憶や感情も関係していそう。

昨日は好きだった音楽が、
今日は少しうるさく感じる。

夏と冬ではお風呂の適温も違う。

私の身体、注文が細かいわりに注文書は一切出さない!

これでは経営者も大変です。

■ 身体は思い出の保管庫?

結局、
心地よさの基準は人それぞれ。

静けさが好きな人もいれば、
賑やかさが好きな人もいる。

どちらが正解でもありません。

大切なのは、
自分が何を心地よいと感じるか。

……そう考えていたら、
また一つ疑問が。

懐かしい音楽で昔の景色が浮かんだり、
ふとした香りで思い出がよみがえったり。

あら?

身体で感じた心地よさって、記憶にも保存されているの⁉

だとしたら私の身体、
いったい何年分の思い出を隠しているのかしら。

今朝はストライキ。

今夜は温泉評論家に音楽担当、
さらには国際派の舌まで登場。

……ちょっと待って。

私の身体、従業員が多すぎません⁉

しかも明日は記憶管理部門まで調査することになりそう。

身体の経営者って、
案外忙しいものですね。

この続きはまた明日。

どうぞお楽しみに!

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