― 社交ダンスの未来を、ともに創る航海へ ―
2026年7月。
健社ダンラボは、新たな一歩を踏み出します。
このプロジェクトは、社交ダンス教室を増やすための活動でも、一人の研究者の研究プロジェクトでもありません。
社交ダンスという文化を通して、人々の健康、つながり、生きがいを支える仕組みをつくること。
そのために、研究・教育・地域活動を結びつけ、地域社会へ実装していくプロジェクトです。
原点は2015年
私が健社ダンラボの構想を持つきっかけとなったのは、2015年に厚生労働省が公表した「保健医療2035」でした。
そこには、
- キュア(治療)中心からケア(支援)中心へ
- 地域で支える保健医療
- Life Design(主体的選択を社会で支える)
- インプット中心から患者にとっての価値中心へ
という未来の保健医療の姿が描かれていました。
その理念に触れたとき、私は一つの問いを持ちました。
「社交ダンスこそ、この未来を支える力があるのではないか。」
この問いが、すべての始まりでした。
健社ダンの歩み
この構想は、すぐに形になったわけではありません。
保健医療2035の理念を、社交ダンスという文化を通して地域で実践したい。
その想いから、健康運動指導士の資格を取得し、順天堂大学スポーツ健康科学部でスポーツ医学やヘルスプロモーションを学び、社交ダンスの社会的価値を科学的に検証する道を歩み始めました。
そして2019年、NPO法人社交ダンス文化振興会の「健康づくりの社交ダンスプロジェクト」として活動を開始し、「健社ダンプロジェクト」という名称が生まれました。
2022年には第1回健社ダンプロジェクトを実施。
その後、2025年には第2回健社ダンプロジェクトを実施し、これまで実施したすべての健社ダンプロジェクトは順天堂大学スポーツ健康科学部倫理審査の承認を受けて行われています。
また、第1回・第2回プロジェクトで得られたデータは、順天堂大学との共同研究として解析され、査読付き国際学術論文にも活用されています。
そして2026年。
研究・教育・地域活動を一つにつなぐ拠点として、健社ダンラボが誕生しました。
研究は目的ではなく、社会実装のために
これらの研究はゴールではありません。
社交ダンスの社会的価値を科学的に示し、地域社会に実装すること。
そのために研究を続けています。
そして2026年、その理念を地域で実践する第一歩として、第1期健社ダンラボ「第3回 社交ダンス健康度測定プログラム」が始まります。
本プログラムは、これまでと同様、順天堂大学スポーツ健康科学部倫理審査承認のもと実施され、昨年からの国分寺市後援事業としても開催されます。
健社ダンプロと健社ダンラボ
健社ダンプロは、この理念を社会へ伝えるためのメディアです。
ブログやSNSを通して、健康、身体、社交ダンスの価値を発信し、多くの人へ届けます。
一方、健社ダンラボは、その理念を研究・教育・地域実践によって形にする実践拠点です。
- 健社ダンプロ ・・・ 伝える
- 健社ダンラボ ・・・ 研究し、実践する
この二つは車の両輪として、ともに歩んでいきます。
仲間とともに航海する
健社ダンラボは、一人でつくるプロジェクトではありません。
私は、社交ダンスインストラクターを、単にダンスを教える職業ではなく、地域の健康とウェルビーイングを支える専門職として社会に認識される未来を目指しています。
この理念に共感してくださる社交ダンスインストラクター、研究者、医療・健康・教育に携わる方々、行政や地域の方々や行政とともに、このプロジェクトを育てていきたいと考えています。
そして全国で、社交ダンスと社交ダンスインストラクターが、地域のウェルビーイングを支える社会基盤の一つとなること。
それが、健社ダンラボの夢です。
出航
健社ダンラボは、社交ダンスという文化を未来へつなぐ帆船です。
この船には、研究者、社交ダンスインストラクター、医療・健康・教育に携わる方々、行政、そして社交ダンスを愛するすべての人が、それぞれの経験や想いを持ち寄って乗船できます。
一人ではたどり着けない未来へ。
ともに、新しい航海を始めます。
健社ダンラボ、出航。



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